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【フレッシュグループ】若手農家で連携栽培 食卓を彩る香り豊かな野菜たち

代表取締役 森 靖一 氏
SEIICHI MORI

 

 若手ファーマーが育てる彩り豊かな野菜の数々
 株式会社フレッシュグループは、淡路島産のカラフルなスティックニンジンやバジリコ、ルッコラセルバチカなどのニッチな西洋野菜やハーブ類を生産・販売する注目の会社だ。自社農場の他、島内若手農業者などが栽培した生産物を、当社を販売者として、京阪神を中心とするレストランや百貨店に共同販売している。代表取締役の森靖一さんも、自ら脱サラ就農してルッコラなどのハーブ類を生産する農業者だ。
 森さんは、奈良県出身。祖母が八百屋を営んでいた影響で、幼少期から野菜を扱う事業をやりたいと思っていたが、高校を卒業後は、サラリーマンとなった。営業職で東京、名古屋、大阪と転勤を繰り返すうちに、幼少期からの夢を叶えたいと強く思うようになった。平成21年から農業現場で働くために脱サラをして淡路島に移住。3年半農業法人で働いたのち独立就農した。同時に、農業生産から販売まで全てを自分の手で行いたいとの思いから、独立前後に知り合った新規就農者や若手農家の仲間とともにグループを設立した。販路開拓を自ら行っている森さんだが、営業経験も活かされ、販売は順調に伸びている。カラフルでインパクトのある野菜の数々は、味はもちろんのこと目にも楽しく美味しいと好評だ。

 

 

真似の出来ない農業をする
 「誰も作っていない珍しい野菜を栽培したかったんです。」と語る森さん。就農場所に淡路市を選んだ理由は、京阪神からのアクセスがよく、立地や気候がニンジンやハーブに適していたから。フレッシュグループの圃場がある尾崎地区は段々畑の広がる中山間地域。「圃場を拡大するのは困難なので、限られた面積でいかに効率よく栽培をするかを考えています。」主力商品であるカラースティックニンジンは、2週間に1回種まきをし、輪作体系を回しながら栽培をすることで年間を通しての収穫が可能となっている。中でも冬のニンジンは甘みが強く、生で食べるのがオススメだそう。もちろんグラッセにしてお肉料理に添えたり、葉はかき揚げや天ぷらにしたりと和洋様々な料理に変身する。「白と紫のニンジンで、結婚式用のギフトとして注文をいただいたり、最近では思いがけない注文も増え驚いています。」と嬉しそうな森さん。
 楽しく農業をする姿とは裏腹に、もちろん苦労もある。「新規就農者にとって最大の難関は、地域に認めてもらうこと。地域ごとに農業者団体が複数存在し、それぞれでルールや風習が違い、勉強することが山積みです。」周りはベテラン農家ばかりで、プレッシャーを感じることもあるそうだが、サラリーマン時代に培った営業のノウハウが農業に活きてくることもあるとか。「栽培では先輩方にはまだ遠く及びませんが、販売の面で頼っていただいたり、珍しい野菜に興味を持ってくださったりと良い関係が築けています。」生き生きと楽しそうに農業の話をする森さん。自身の努力はもちろんだが、その人柄ゆえに自然と人が集まってくるのだろう。

 

淡路島の農業と人を結ぶ
 森さんはこれからも、大規模農家では栽培が困難なニッチな野菜を育てていきたいと話す。また学生、飲食店やホテルの従業員等の研修としての収穫体験の受け入れも増やしていきたいそう。「素材を選ぶ楽しさや農業の可能性を感じてもらえたらなと思います。」
 さらにスマート農業に活かせる多様な知識を貪欲に取り入れるなど探究心や向上心は止まらない。これからも淡路島の農業と人を結ぶキーパーソンとして活躍されることだろう。

 

住所 〒656-1501  兵庫県淡路市尾崎1116-1
問い合わせ  TEL:0799-70-4232 FAX:078-330-4147
ホームページ http://www.freshherb.jp

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