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【平岡農園】ひとつひとつに愛情を優しさの詰まった平岡農園



平岡 潔 氏
KIYOSHI HIRAOKA

  



真心がこもったみかんとレモン



 温暖な気候の淡路島・洲本市でみかんとレモンを育てる平岡農園は、平岡潔さんと、奥さんのまきさん、潔さんの弟の滋さん、その息子の良太さんとの共同経営。元々漁師だった潔さんの父龍麿さんが山を切り拓き、家族で農業を始めたのがきっかけとなったそう。学校を卒業後、55年以上柑橘栽培一筋の潔さんは、山一帯に広がる果樹園の世話を毎日家族中心でこなしている。育て始めて20年が経つレモンも、約5haと露地栽培のレモン農家としては日本有数の面積を誇る。たわわになった果実が風にゆらゆら揺れる様子は、見ていて穏やかな気持ちになる。



 



長く愛される場所・味である為に



 平岡農園では収穫ピークの9月末から12月頭まで、柑橘類の収穫体験をすることができる。40年以上続く人気のみかん狩り体験は、毎年テレビ局や新聞社など各メディアに掲載され、多くの観光客でにぎわう。
 『淡路島=みかん』のイメージは全国的には定着しておらず、産地としてのブランド力はあまり無いのだと語る平岡さん。「みかんを売る方法を考えた時に思いついたのが収穫体験。体験をして気に入り、そのままみかんを買って帰られる方が多いです。」ぷりっと瑞々しい平岡農園のみかんは、老若男女に愛される味でリピーターも多い。3040年ものの古い木は、収量は減少するけれどこくのある味わい深い美味しいみかんが育つのだとか。園内は、車いすの方でもスムーズに収穫できるようにみかんの木の背丈が低くなるよう管理し、畑の通路にゴムシートを敷くなど、バリアフリーなつくり。この努力が認められ、『ひょうごユニバーサル社会づくり賞』において、『兵庫県知事賞』を受賞した。まきさんが嫁ぐ前からの、長年のなじみのお客さんも、変わらず美味しいみかんを求め、今でもお土産を持って淡路島まで足を運んでくれるのだそう。美味しく楽しい思い出を作って帰ってもらうことが何よりも嬉しいと語ってくれた。
 平岡さんは、6次産業化が推進され始める前から、直売・収穫体験など加工以外のことを既に始めていたという。市場には出さず、「すべて自社で直売する」と決め、最近ではみかんジュース、レモン酵素ジュース、レモンピールなどの加工にも力を入れている。
 「ひとつひとつ丁寧に育てたみかんとレモンなので、全てお客様に美味しく食べていただけるようにしたいです。」と平岡さん。ジューシーな美味しさの秘訣は、平岡さんの優しさと真心だ。 

 



 

美味しさと安心・安全へのこだわり

  平岡農園では除草剤を使用せずに栽培を行っている。「除草剤を使用すると土の中の微生物が死んでしまうんです。土をしっかり肥やすと、より美味しいみかんやレモンが育ちます」と語る。また、美味しさに『安心・安全』をプラスするために低農薬、ノーワックスにこだわっている。
 レモンは個性の違う2種類を育てている。みかんとレモンの自然交配種で、皮が薄く酸味まろやかなマイヤーレモンと酸味が強く香り豊かなアレンユーレカレモン。有名シェフが見学に訪れ、皮まで美味しいと絶賛する逸品。遠くに発送する際は、潔さんが注文に応じてひとつひとつ選んで採り、手作業で箱に詰めるのだそう。剪定、防風林・防風網の手入れ、草刈りや摘花作業と、休む暇はない。
 休憩所のテーブルでレモン狩りを終えた男性が皮ごと丸かじりしながら「このレモンは皮が薄くこのままで美味しく食べられる」とまきさんに声を掛けた。話が盛り上がり笑い声と笑顔がこぼれる。ゆったりとした時間の中で平岡さんの人柄がこの空間を作り出しているのだろう。
 お客様に食べていただく瞬間に思いを馳せ、毎日愛情を注いでいる平岡さん。淡路島の中心から爽やかな風を吹かせてくれている。
 

 



住所 〒656-0012 兵庫県洲本市宇山451
問い合わせ TEL0799-22-2729 FAX0799-22-8776
ホームページ http://www.hiraokanouen.com

 

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