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【株式会社丹波篠山大内農場】秀逸な丹波篠山ブランドにサービス力で更なる付加価値を

代表取締役 大内正博

 

地域を支える大規模農家
 兵庫県篠山市今田町で農業を営む、丹波篠山大内農場の若き二代目、大内正博さん。丹波篠山独特の盆地気候のもと、経営面積50haで丹波篠山ブランドの米や丹波黒大豆などを栽培している。
「大内農場は先代にあたる父が創業した会社です。農業に従事する父の姿を見て育ったので、幼い頃から農業は身近な存在でした。」
 大内さんが本格的に就農するきっかけとなったのは、農協に就職して側面から農業に携わっていく中で農機具を好きになったことから。「かっこいいトラクターに乗って楽しい農業をやってみたくなった。」と屈託のない笑顔で話しながら、お気に入りのトラクターをお披露目してくれた。
 平成16年に就農し、父と弟と三人で新たなスタートを切ってからは、家族一丸となって農業に取り組んでいる。
 平成20年に自らが代表取締役となり、株式会社丹波篠山大内農場を設立。「法人化したことで雇用環境が整い、規模拡大が実現した。息子が法人化してくれて良かった。」と語る父敬博さん。地域の農業を支える存在となっている。

 

美味しい「篠山ブランド」を届けたい
 大内農場は「丹波篠山コシヒカリ」と「丹波篠山黒大豆」の2種を中心に栽培している。
昼夜の寒暖差が大きく、今田町の山間部から流れ出したミネラル豊富な水を含んだ粘土質の土壌はお米の栽培に適している。大内農場のコシヒカリは粒が大きく、甘みと粘りが強く冷めても美味しいと好評である。
 全国的に知名度のある「丹波篠山黒大豆」の枝豆は10月に収穫シーズンを迎える。大内農場名物の黒大豆の枝豆収穫体験は、地元のレストランとのタイアップから始まった。都会では味わえない非日常の農作業と採れたての一番美味しい枝豆を持ち帰れるとあって、京阪神地域の人を中心に、期間中2万人もの来場者が訪れる。
「黒豆の枝豆には独特のコクと風味があり、初夏に収穫を迎える一般的な枝豆とは一線を画し、これを食べると普通の枝豆が食べられなくなりますよ。」とほほえむ。
 枝豆としての収穫が終わると、12月には黒大豆の収穫が始まる。『丹波黒』はつやがあり大粒なのが特徴。煮上がりの味の良さが抜群で、お正月のおせち料理の一品としてかかせない。大内さんは、美味しさを追求し、地元の畜産農家と連携して土づくりに力を入れている。稲の藁を牛のエサとして与え、その牛糞堆肥を田んぼに還元することで循環型の土づくりに取り組んでいる。地域資源を上手に活かし、消費者により良い物を届けたいという強い思いが感じられる。
 

地域との連携で更なる発展を
 黒大豆収穫後に田んぼを有効活用するため『今田にんにくプロジェクト』を立ち上げ有志農家でにんにくの栽培も始め、新しい作物にも挑戦している。
「農業の可能性はまだまだあると思っています。農業体験を通じて心をリフレッシュしてもらいたい。今後は秋だけでなく一年を通して収穫体験ができるようになればと思います。夏が農閑期なので、その間にとうもろこし狩りだとか、他所がやっていない体験を考えている最中です。商品・サービス共に篠山だからできることを考えて、農商工連携で進めていきたい。」
 秀逸素材『丹波篠山ブランド』の作物に、『サービス』の付加価値を付けることで、独自の農業スタイルを確立していく大内さん。その豊かな発想力で農業を盛り上げていかれることだろう。

 
住所 〒669-2163 兵庫県篠山市今田町本荘395
問い合わせ TEL: 079-597-2517 FAX:079-597-3519
ホームページ http://oouchi-farm.com


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