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【木田ファーム】夢のある農業で地域の未来を元気にする

木田和夫 氏

 

夢のある農業をする
 兵庫県洲本市五色町で農業を営む木田和夫さん。電機設備資材を扱う会社で働いていたが、58歳の時、実家の営む農家を継ぐため、早期退職し、専業農家の道を選んだ。
「長男なのでいつかは農業を継ぐつもりでした。サラリーマン時代の経験を活かしながら、自分で考えプロデュースしていく農業に楽しさや生きがいを感じています。」
と話す木田さんは、就農早々に洲本市の認定農業者となり、さらに翌年にはエコファーマー(環境保全型農業者)認定を取得。そして、約10年前の当時ではまだまだ世に浸透していなかった、農場・農作物の管理方法や経営状態に至る適正農業規範「JGAP」の審査をクリアし、いち早く認定を受けるなど精力的に農業に取り組んだ。

 

 
希少価値の高い野菜で注目を集める
 現在、木田さんが耕作する390アールの農地には、レタスやブロッコリーをはじめとした野菜類を中心に栽培しており、丁寧に育てた野菜はボリューム感があり、見た目も美しい。徹底した減農薬栽培もさることながら、驚かされるのは野菜の品種。
 そのひとつは、幻の白いトウモロコシと呼ばれる「プラチナコーン」。その名の通り白銀のような張りのある白い粒皮のトウモロコシ。特徴は、果実のように生のまま食べる事ができ、蜜のような甘さとみずみずしさで糖度はなんとメロンよりも高く、花の状態の時からミツバチが蜜を吸いにくるほどだという。
 しかし、このプラチナコーンは栽培が非常に難しく、収穫期間と栽培期間が短いため生産性が非常に悪い。そのため、取り扱う農家も少ないそうだが、木田さんはそれを希少価値としてあえて難しいプラチナコーン栽培に挑戦している。
 そしてもうひとつに、巨大な見た目が特徴的な「ジャンボニンニク」。一般的なニンニクと比べて、サイズは大きいもので5倍近くのサイズになるという。香りも味もやわらかく、クセが少ないのが特徴。最近ではテレビでも紹介されるなど、木田さんの育てる珍しい野菜が注目を集めている。
 今後はそれらの野菜を使った6次産業化にも取り組みたいという木田さんは、現在プラチナコーンの粉末化やニンニクのソースなど思考を巡らせている最中だという。

 
農業で地域を元気に 
「少子高齢化の影響を受けた地元の今後を思うと、今できることは10年、20年先に向けて地域の発展のために田畑や家屋を守り継承していくことが大切だと思います。」
と話す木田さん。ここ鮎原地区では、地域活性化事業が協議会により進められており、木田さんもその中心となって活動をしている。
 農業分野の取り組みとして、集落営農の立ち上げと、農業の担い手を島外から受け入れ地元農家の下で研修をしながら定住してもらう試みを行っている。
「会社のためじゃなく自分のために仕事をする充実感を得て欲しい。私が農業で地域を盛り上げていくのもそのためです。」
と、現在、木田さん自身も研修生を受け入れて未来の担い手を育てているところ。 そんな木田さんの理想は、水車の有る自然環境で多くの人が訪れる就農体験型観光農園をつくること。目標と熱い想いがあれば少しずつでも夢は叶うと、今その目標に向かって淡路島の真ん中・鮎原から元気を発信している。

住所/兵庫県洲本市五色町鮎原下618
問い合わせ/TEL: 0799-30-2015  携帯:090-3038-5186
E-mail/kidafarm302015@gmail.com

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