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【たんばJUNちゃん農園】懐かしさの中に新しい食感丹波素材の大人のポン菓子

代表 岡田潤子 氏

 


観光農園で都会との交流を深める
 兵庫県丹波市の田園に囲まれたのどかな春日町で農業を営むたんばJUNちゃん農園の代表・岡田潤子さん。
 夫と二人三脚で農園を切り盛りする岡田さん。夫の両親が残した農地を約10年前に受け継ぎ、丹波特産の黒大豆をはじめ、大納言小豆や蕎麦、さつまいもなどを栽培している。シーズンになると黒豆やさつまいもの収穫体験やそば打ち体験などを実施し、観光農園としても活動している。
「黒豆は体験に来ていただいた方に満足してもらえるように、余裕のある時には、その場で枝豆を焼いて食べてもらうこともあるんですよ。」
と話す岡田さん。交流を大切にする岡田さんは、その親しみやすい人柄もあり、リピーターになる人も多い。
 また、一方では加工品の製造・販売も行っており、素材と製法にこだわったお菓子や珈琲のオリジナル商品を扱っている。

 
丹波の風土を活かした大人のポン菓子作り
 岡田さんの作る加工品は昔ながらの素朴なおやつ「ポン菓子」。
 このポン菓子を作るきっかけは、自身が焙煎する珈琲に合うお菓子を作りたいと考えたことから。子供の頃、村に来てくれていたポン菓子屋さんのことを思い出して、大人向けのポン菓子を作ろうと考えた。
「当時を知る大人の方が懐かしさを感じながらも、大人らしい味付けで新しさも感じられるポン菓子にしたかったんです。」
と話す岡田さん。岡田さんの作る「丹波発大人のPongashi」は、すべての行程が手作りで原料に丹波産黒大豆と丹波産玄米を使用し、焦がしバターとカラメルを絡ませて味付けをする。
 黒大豆は、除草剤は使用せず農薬を極力抑えて作った自家生産のものを使い、玄米は、同じ丹波・青垣町の兵庫県認証食品の米(しぐら米)を使う。このしぐら米は、加古川源流の伏流水で栽培された安全・安心な素材。その他に使うのは砂糖とバターだけで余分なものを使用しない体にやさしいお菓子に仕上がっている。さらに、小麦粉は一切使用しないので、小麦アレルギーの方でも安心して食べられる。
「カラメルに使う砂糖はいろいろ試しましたが、ほどよい苦さになる上白糖が一番相性がいいですね。」 
と、話す岡田さんは、素材だけではなく味へのこだわりもパティシエ並み。ほろ苦さと甘さの相性が抜群で、ほろほろと砕ける食感が良い。納得のいく味と食感が完成するまでには、なんと約一年半かかったという。
 また、岡田さんは安全性と信用性を高めるため「HACCP(ハサップ)」を取得しようとしている。衛生面が徹底された加工場を女性起業家支援事業の補助を得て新設し、HACCP推奨の調理服を着用して食品危害のリスクを大幅にカットしている。

夢は地域が元気になること
 現在、岡田さんはポン菓子の販路拡大のため、セミナーや商談会に積極的に参加している。しかし、岡田さんの夢はあくまで地域の活性化。収穫体験やポン菓子は、全て地元の魅力を発信するツールと考えている。
「私たちが携わっている事業が地域が元気になるきっかけとなればなによりです。」
と話す岡田さん。少子高齢化による地域の衰退が進んでいる今こそ地域が結束し、若者が定住するためにも産業の活性化が必要だという。そのための今後は6次産業化への取り組みも考え、新たな加工品作りをしながら、若者に負けないパワーで頑張っている。

 

住所/兵庫県丹波市柏原町柏原3161-1
農園/兵庫県丹波市春日町下三井庄468
問い合わせ/TEL: 0795-72-2823
ホームページ/https://juntyannouen.jimdo.com/

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